医院ブログ|豊中市熊野町で歯科をお探しの方はかみなか歯科クリニックまで

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2019年8月23日 カテゴリ:かみなか歯科クリニック 院内勉強会

暑い日が続きますが、いかがお過ごしですか?

体調崩されないようにお気をつけください✨

受付、助手の木山です。

 

先日阪大に勤務している、田宮先生に「ホワイトニング」についてのセミナーを開いてもらいました。

 

・コーヒーなどの食品による着色

・生来の歯が持つ黄色味

・加齢による黄ばみ

などが気になりホワイトニングを考えていらっしゃる方はたくさんいらっしゃると思います。

 

ホワイトニングの主体は過酸化水素で

過酸化水素から発生する活性酸素の酸化作用を利用しているそうです。

過酸化水素は、歯の表面に沈着した着色物質を、細かく分解する作用があります。これにより、黄ばみなどの染み付いた色素が、薄く目立たなくなります。

ホワイトニング剤には、歯の表面のエナメル質を曇りガラス状にする効果があるので、象牙質が透けにくくなり、歯が白く見える作用があります。

ホワイトニングには2種類あり

⭐︎ホームホワイトニング

⭐︎オフィスホワイトニングがあります。

 

⭐︎ホームホワイトニングとは…

ご自身のマウスピースを作り、ホワイトニングの薬剤をマウスピースに塗って装着する。

◯メリット

・オフィス剤と比べて薬剤濃度が低いので、知覚過敏のリスクは低い。

・漂白効果は緩徐に進行し、歯面の歯質変化らわずかなため、後戻りの程度が軽い。

・チェアータイムが短い。生活スタイルに合わせれる。

◯デメリット

・効果が出るまでに、時間がかかる。

・使用法に左右されるため、個人差が出やすい。

⭐︎オフィスホワイトニングとは…

歯科医院で歯科医師、衛生士が行い、漂白作用の強い薬剤を使用し光照射をする。

◯メリット

・漂白効果に即時性がある。

・1日から数日の施術で終了する。

・専門家の施術のため、確実であり不測の事態にも対応できる。

◯デメリット

・一定のチェアータイムが必要

・薬剤が高濃度の場合、術中に知覚過敏を発症することがある。

・歯面の歯質変化を伴うため、後戻りしやすい傾向があり、術後管理の徹底が必要。

当院ではホームホワイトニングの他に、

神経を取ってしまった歯を白くする「ウォーキングブリーチ」などの治療もあります。

ホワイトニングに興味があったり、気になる事がありましたら、お気軽にご相談下さいね。

2019年4月4日 カテゴリ:かみなか歯科クリニック 院内勉強会

こんにちは!足立です‪( ˙꒳​˙ᐢ )

根分岐部病変について佐藤先生にセミナーを
していただきました\( ⍢ )/

根分岐部病変とは(੭ ᐕ))?

歯周病や歯髄疾患による
病変多根歯の根間中隔に波及した状態

解剖学的形態として大臼歯、奥歯には
根、歯の根っこが3根あります🦷
その部分が病変してしまうこと‪(ᯅ̈ )

2種類の分類方法があります‪⸜(*ˊᵕˋ* )⸝‬

Lindhe(リンデ)の根分岐部病変分類

1度
歯冠幅径の1/3以内にしかプローブを挿入できない状態

2度
歯冠幅径の1/3以上プローブを挿入できるが貫通はしない状態

3度
プローブが貫通する状態

Glickman(グリックマン)の根分岐部病変分類

1級
根分岐部に発生する初期の病変で、エックス線上では骨吸収像が確認できない状態

2級
根分岐部の歯槽骨吸収が存在し、プローブを挿入することはできるが貫通はしない状態

3級
根分岐部病変が進行し、プローブを挿入すると貫通はするが、周囲が歯肉で覆われている状態

4級
根分岐部が口腔内に露出しており、プローブが自由に貫通する状態

2種類の分類を元に診断し
処置内容を見極めます

リスクファクターとなるものを取り除くため
プラークコントロール
SRP(スケーリング・ルートプレーニング)
不敵クラウンの除去などを行い口腔内を清潔に保ちます。

そして患者様の口腔内の環境に合わせ
インフォームド・コンセントを大切に
歯を残せるように治療を選択します٩(ˊᗜˋ*)و

自分の歯でしっかり噛めるようになって
維持していくことが大切です!!
同じことを繰り返さないように日頃のセルフケア
取り切れない部分はプロフェッショナルケアで
お手伝いさせて頂きます‪(*ˊᵕˋ* )

重度になってしまっては選択肢が限られてしまう….
なにごと早期発見・早期処置が大切です( ー̀ωー́)゙

歯科検診、定期検診にぜひお越しください( ¨̮ )೨̣̥*♪

2019年3月30日 カテゴリ:かみなか歯科クリニック 院内勉強会

こんにちは。歯科衛生士の大西です。

少しずつ暖かくなり、春の気配を感じますね!

まだまだ気温差は激しいので、風邪引かないように気を付けたいと思います。

 

先日神戸大学の口腔外科で働く、格谷先生に「口腔癌について」のセミナーを開いてもらいました! 

口腔癌は癌全体の1%ほどですが、口腔癌の中で舌癌は60%を占めるそうです。

口腔癌の症状は

・痛みがある

・口内炎が治らない

・歯茎から出血する

・口が閉じれない

・入れ歯が入らない

などです。

5年生存率は40~60%といわれており、転移は25%程度だそうです。

つい先日堀ちえみさんが舌癌だというニュースがあり、

その翌日から口内炎が治らないなどと受診される方が何人かいらっしゃいました。

 

自分の体のことなので気になりますよね!

 

口腔癌にならないためには

・タバコは吸わない

・アルコールはほどほどに

・熱すぎるものは冷ましてから

・焦げたものは食べない

・野菜や海藻を中心の食生活に

・ストレスを溜めない

・適度な運動をする

・口の中をいつも清潔に

・歯の治療をして口の中の慢性の刺激をなくす

などです。

いつでも先生やスタッフにお声かけ下さい!

2019年3月15日 カテゴリ:かみなか歯科クリニック 院内勉強会

こんにちは!

だんだん春の訪れを感じる今日この頃ですね!!

みなさんは花粉症は大丈夫でしょうか?

 

今日はナカニシのバリオスコンビプロという製品についてのデモンストレーションセミナーを院内で行いました。

今までお口の中の歯石やプラークの除去は超音波やエアーを使ったスケーラーで行うのが普通でした。さらに、歯の表面についた着色は専用のブラシを用いて研磨することが多かったです。

近年、水に溶ける細かいパウダーを使った清掃方法が注目され始めてきています!

このバリオスコンビプロはなかなか落ちない歯の着色汚れをきれいに短時間で取るのに加えて、歯茎にも優しい刺激なので、歯周ポケット内にも使用することができ、歯周病の治療にとても効果があるすぐれた医療機器です!!

 

当院にも近日中に導入予定です(^^)

 

今までにない、歯周病のメンテナンス受けてみませんか??

定期健診でご予約頂いた患者さんに優先的に使用させて頂こうと考えております。

 

よろしくお願いします!

2019年1月10日 カテゴリ:かみなか歯科クリニック 院内勉強会

こんにちは!
受付助手の大平です。

冷え込む日が続いていますが、防寒対策をしっかりとして温かく過ごしてくださいね^ ^

今回は阪大病院から小林先生に来ていただき「モチベーション 誰でも使える実践心理学」についてお話ししていただきました!

みなさんは歯科医院における治療に意欲的ですか?初めて来院した時に望まない治療の要求や今までの生活習慣の大きな変化を求められたり、治療の選択肢を奪われてしまった場合治療に対するモチベーションはいかがですか?
このような心理的抵抗をあたえた問診や説明をしてしまうことで、患者さんが治療に対するモチベーションが下がり、完治する前に通院しなくなってしまうことにつながりますよね…

そこで患者さんに治療に対するモチベーションを高めて、意欲的に治療に来ていただくために、初診の時の対応、基本的な治療の時、定期検診時、メンテナンス時全てのタイミングで私たちは患者さんに寄り添うことが大切ということが分かりました!

モチベーションの構成は…

・導入:ポジティブな答えを得られるように導く。
→問診時にオープンクエスチョン(はい、いいえのみで返事のできない質問)をし、イメージしやすく肯定的な表現で終わるようにする。

・エデュケーション(教育):正しい知識を与え、肯定的なイメージで繰り返す。
→病気についてお話をして治療方法を提案します。その後に知識の確認を行っていきます。治療を行えば治るというポジティブなイメージを与えるような説明が大切になります。

・結果 説明:マイナスイメージのない言葉での説明。
→正常な数値や客観的な結果を伝え、治療を行えばきちんと治ることをきちんと説明することが大切です。

以上のような流れがモチベーションの構成になります。

ただし、強制的な説明は患者さんもマイナスイメージに繋がってしまうので、強制はせず患者さん自身が進んで治療に参加して頂くように説明していくことが大切です^ ^

スタッフ一同みなさんの悩みに寄り添いながら、治療に対するモチベーションを高められるよう、これからも関わっていけたらと思います!

2018年11月17日 カテゴリ:かみなか歯科クリニック 院内勉強会

こんにちは!

歯科助手の阿部です(^^)

寒くなってきましたが、みなさん体調管理は大丈夫ですか?

今回は顎関節症について

セミナーを受けました!

 

顎関節症とは…?

顎関節や下あごを動かす筋肉に負荷がかかると食べ物を噛む筋肉や咀嚼筋に痛みを感じたり口を開け閉めする時に顎関節から音がしたり口が大きく開かなくなるなどの症状が出ることの事です。

顎関節症は4つの分類によってわけられてます。

咀嚼筋痛障害(Ⅰ型)

顎関節痛障害(Ⅱ型)

顎関節円板障害(Ⅲ型)

変形性顎関節症(Ⅳ型)

専門用語がいっぱい出てきますが(((((。*ω*。))))

顎関節症の原因は実はまだ不明な点が多く様々な要因が組み合わさって症状が起こると言われています。

発症の原因には、

・不正咬合(噛み合わせのズレ)

・精神的なストレス

・頬杖などの日常習慣での癖

・歯ぎしりや食いしばり

などがあります。

しっかりと診断するには

・CT撮影

・MR I撮影

が必要になります。

治療方法は顎関節症の病態に合わせて治療法を選択しますが、マウスピースを用いて噛みしめた時に顎関節や咀嚼筋への負担を軽減させるスプリント療法を行ったり口の開閉で顎を動かす訓練をして関節円板の位置を元に戻す運動療法や鎮痛剤によって痛みを取り除く薬物治療法などがあります。

顎関節症は生活習慣が関係する事が多いため、患者さん自身のセルフケアが中心となります。頬杖をついたり、歯を食いしばるようなクセを直すことが、顎関節症の治療と予防に繋がります。

顎関節症の原因が特定されていないため治療法も様々ですが、不安な方は、一度アドバイスを受けてみることをおすすめします!

今年も残り数ヶ月ですが、かみなか歯科では定期的なメンテナンス・歯のクリーニングもしっかりさせていただきます!今年の汚れをしっかり取って良い年を迎えませんか\(ˆoˆ )/?

私たちにお口の健康をサポートさせてください★!

ご予約お待ちしています、

2018年10月11日 カテゴリ:かみなか歯科クリニック 院内勉強会

こんにちは、歯科衛生士の三宅です。

いつの間にか猛暑も過ぎ去り、少しずつ涼しい日が増えてきましたね!

当院は少しだけ季節を先取りして、ハロウィンの可愛い飾りつけが登場しました。

受付回りやガラス扉など……皆さまも院内に隠れたお化けたちを探してみてください( *´艸`)

 

さて、今月の勉強会では阪大から天羽先生に来ていただき、講義をしていただきました。

今月の講義は『切開』

これだけ聞くと少しだけ怖い響きですが、歯科の治療でも特に大切な処置のひとつである、外科治療をより正確に、安全に進める為には外せない分野ですね。

 

 

歯科の治療では基本的に

 

初診(どんな部分に痛みがあったり、気になったりしているかを問診などをしていきます)

検査(お口の中に、虫歯があるのかどうか、中に入っている被せ物がどんな状態か、歯肉はどんな状態かを専門的に検査、記録していきます)

初期治療(虫歯や被せ物の処置、歯磨き指導、お口の中の清掃などが主になります)

メインテナンス(お口の中を正常な状態で保つための定期健診などのことですね)

 

の流れをとることが多いのですが、外科治療は初期治療の後、メインテナンスの前に行われます。

初期治療に外科治療をプラスすることでより良い状態のお口の中になる患者様には、しっかりと説明をさせていただいた上で処置を進めていきます。

 

 

今回の講義では、その際に使う器具や、処置の方法などの専門的な部分、そして私達アシスタントの動き、心構えなどを教えていただきました。

改めて講義を受けると、新しい発見が多く、プロとしてもっと成長するためにまだまだ精進が必要だなと改めて気持ちが引き締まりました……!

 

 

外科治療が必要になった場合、治療を受けられる患者様が怖い、と感じてしまうのは当然の事かと思います。

患者様にはご自身のお口の中がどういう状態で、どんな治療が必要なのか、なぜ外科治療が必要なのか、気になる所、不安な所などについて私達スタッフがしっかりと把握し、安心していただける様にご説明いたします。

また、私達は少しでも皆様に安心して任せていただける様に、技術、知識面共に日々勉強していきますので、なんでも聞いてくださいね!

2018年8月31日 カテゴリ:かみなか歯科クリニック 院内勉強会

みなさん、こんにちは(^.^)
歯科衛生士の桐林です!
先日、月1回の院内セミナーが開かれ、阪大の井上先生にお越し頂き「インプラントメンテナンス」というテーマでお話を伺いました。

みなさんは、インプラント治療についてご存知でしょうか?
インプラントとは、歯が失われた場合などに歯科で行われている治療法の一つで、顎の骨にフィクスチャーと呼ばれる人工歯根を埋め込み骨と強固に結合させ、それを土台にして自然の歯と同じ感覚を取り戻す事が出来る「人工歯根治療」です。力強く噛め、顎の骨にもきちんと刺激が伝わるので、ブリッジや入れ歯よりも自然な歯のような食感、美味しさを感じる事が出来ます。
保険は適用されませんが、歯科医であれば誰でも施術でき患者さんのニーズも高まっていることから、近年施術件数は増加してきています。
10年前とは比べ物にならない程その存在と価値を認知されるようになったインプラント治療ですが、治療後の過ごし方によっては、最悪の場合インプラントの脱落を招く「インプラント周囲炎」を引き起こす可能性があります。

インプラント周囲炎とは、インプラントが細菌に感染した状態を言います。インプラントの歯周病とも言え、インプラント周囲の歯茎が腫れたり、インプラントを支えている歯茎の骨が溶けてなくなってしまいます。進んでしまうと、インプラントが自然に抜けてしまう事もあります。

インプラント周囲炎は、口腔内が不衛生な状態となって歯周病菌が増殖することによって引き起こされるので、セルフケアや定期的なメンテナンスが不可欠である事は言うまでもありません。
セルフケアと言っても難しい事はありません。みなさんが普段使われている歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスといった道具を用いて、ご自分の歯を磨くのと同じように清掃して頂ければ良いのです。
そして、歯科医院で行う定期的なメンテナンスで、歯肉の状態、歯石は付いていないか、欠けている所はないか、触った時に痛みや違和感がないか、出血や排膿がないか、ぐらつきがないか、等の項目をチェックしてもらいます。定期的にレントゲンを撮って、インプラントと周囲の組織に異常がないか確認する事も重要です。

現在日本では、インプラントを受けた方の9.7%(約10人に1人)にインプラント周囲炎が発症しているそうです。しかし、歯科医院で正しい清掃方法を学び定期的なメンテナンスを継続して受ける事で、十分予防できる病気です。
インプラント治療を受けられた方は、正しい知識を身に付け、少しでもインプラントを長持ちさせることが出来るように、ぜひ定期的な検診を受けて下さいね。
また、他院で受けたインプラントの不具合に関する相談や、入れ歯やブリッジに違和感がありインプラント治療に興味のある方も、ぜひ当院までお問い合わせください。
当院の院長は、日本口腔インプラント学会専門医の資格を取得していますので、より専門的な知識で様々な症例にも対応する事が可能です。

今回のセミナーを受け、医師だけでなく、インプラント手術やメンテナンスに携わる全てのスタッフがインプラントに精通している事が大切なのだと実感し、これからインプラントについてより専門的な知識を身に付け、一人一人の患者様に合ったケアが出来る衛生士を目指して頑張りたいと思います!

2018年8月4日 カテゴリ:かみなか歯科クリニック 院内勉強会

こんにちは歯科助手の足立です。

昨日大阪大学から松村先生に来ていただいて睡眠時無呼吸症候群について話していただきました。

SAS(睡眠時無呼吸症候群)とは

私たちの睡眠を妨げる要因のひとつとして最近注目されている病気に、睡眠時無呼吸症候群があります。文字どおり、眠っているときに無呼吸状態になる病気で、SAS (Sleep Apnea Syndrome)とも呼ばれています。

無呼吸状態とは、呼吸が10秒以上止まっていることを指し、この状態が7時間に30回以上、あるいは1時間あたり5回以上あると睡眠時無呼吸症候群(SAS)となります。

 

2003年山陽新幹線で起こった列車緊急停止事故がありました。乗客を乗せた新幹線が、運転士が眠ったまま時速270kmで走りつづけたのです。原因が睡眠時無呼吸症候群(SAS)による居眠りと分かり、社会に大きな衝撃を与えました。

これは、タクシーやトラックの運転手、飛行機や船の操縦士などあらゆる交通機関にかかわってくる問題です。また、仕事での大事な会議中や学校での授業中など、大事な時間であっても強い眠気に襲われたり、居眠りをしてしまったり、仕事や勉強への意欲が低下して、周囲からは「なまけもの」「だらしない人間」としてとらわれがちです。睡眠時無呼吸症候群(SAS)はまさに、社会的な問題となる病気かもしれません。

SASになる原因

・太っていてあごや首に脂肪がついている

・アデノイドなどの病気により、扁桃が肥大している

・花粉症やアレルギーなどで、鼻が詰まりやすい

・アゴが小さい・アルコールの摂取により筋肉がゆるんで、のどがふさがりやすくなる

太った人や日本人など東アジア系の人間ではやせていてもアゴが小さいなどの顔の特徴から、SASにかかる人が多くみられます。太っていないからと関係ないと判断するのは禁物です。

さらに狭心症例 などの虚血性疾患や心不全、肺の病気などにかかっていると、SASを悪化させるといわれています。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)にかかると、じゅうぶんに眠れないことが原因となってさまざまな症状が現れるようになります。つぎのような症状に心当たりありませんか?

●眠っているとき・・・

● いびきをかく
● 息が止まる
● 呼吸が乱れる
● 息が苦しくて目が覚める
● なんども目を覚まし、トイレに行く
 
●日中、起きているとき・・・
● しばしば居眠りをする
● 記憶力や集中力が低下する
● 性格が変化する
● 体を動かすときに息切れする
これらを症状に心当たりがあれば医療機関の受診をお勧めします。
診断までの流れとして、まず簡単な問診を行います。
代表的なものに『ESS眠気テスト』があります。他にも睡眠障害に関する生活習慣病等の診察を行って、さらに睡眠呼吸障害の検査の必要性を認めた場合、簡易型検査装置によるスクリーニング検査を行います。
多くは鼻口気流、気管音、Sop2を記録するものですが、呼吸運動や体動、心電図など測定できる項目が多い装置もあります。
簡易型検査装置でSASである可能性が高いと判断された場合、さらに詳しい終夜睡眠ポリグラフ(PGS)を行い、睡眠中の低酸素状態や脳波による覚醒状態、鼻口気流の途絶・再開、胸腹部の呼吸運動などからSASの状態を詳しく判定します。
治療法として次のようなことが挙げられます。
・減量
・生活習慣の指導
・CPAP
・口腔内装置
・手術治療睡眠時無呼吸症候群(SAS)
軽症の場合は、減量や生活習慣だけで症状が改善することもあります。しかしある程度症状が進んでしまった患者さんは、ひどい眠気のために気力が低下し、減量や生活習慣改善にもなかなか前向きにとりくむことができません。こうした患者さんには、CPAPと呼ばれる装置を使った治療が適しています。
CPAPとは、鼻に装着したマスクから空気を送りこむことによって、ある一定の圧力を気道にかける方法です。CPAP(シーパップ)と呼ばれ、いまや睡眠時無呼吸症候群(SAS)のもっとも重要な治療法となっています。
健康な人であれば、息を吸うと横隔膜が収縮して胸腔がひろがり、胸腔の中が陰圧になります。この陰圧によって空気が鼻の穴からのどを通り、気管から肺に流れこみます。しかし睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者さんはこの陰圧によって、のどのやわらかい組織が内側にひきこまれ、気道が狭くなってしまうのです。狭くなった気道を空気が通ると、まわりの組織が振動します。これがいびきです。完全に狭くなってしまうと、無呼吸となってしまいます。
CPAPを使うとその風圧により、のどの中にスペースが確保され、やわらかい組織を強制的に押し開きます。すると患者さんは鼻でスムースに呼吸をすることが出来るようになります。
CPAP(持続式陽圧呼吸療法)を使うと、ほとんどの患者さんが使ったその日からいびきをかかなくなり、朝もすっきり、昼間の眠気も軽くなり、消えることもあります。重症の睡眠時無呼吸の患者さんでは、CPAPを使わなかった患者さんより長生きをすることも分かっています。
欠点として機械料金、持ち運びの不便があります。
身近にできる
治療法としてマウスピースが挙げれます。
歯科医院に診断書を持ってきていただき
お口の中の型を取り次回にマウスピースをお渡しするという流れで簡単に睡眠時無呼吸症候群と向き合うことができます。
ですが、この治療法は個人差が出てきてしまいます。
自分自身では気づきにくい病気ですが
1日7時間睡眠として
1年間365日の内106日は睡眠です。
1年の3分の1は寝ていることになるので
いかに質のいい睡眠を取るかで今後の過ごし方が変わると思うので、
心当たりある方は受診してみてください。

2018年4月26日 カテゴリ:かみなか歯科クリニック 院内勉強会

こんにちは!
受付、助手の木山です。

今日は阪大から天羽先生に来て頂き、
「垂直歯根破折歯を救いたい」というテーマでお話をしていただきました。

口腔ケアに対する意識が高まってきた今日、虫歯や歯周病などで歯を失うリスクが少なくなった一方で歯根破折歯による歯の喪失は増加傾向にあるみたいです。

歯根破折歯とは
レントゲンやCT、歯周ポケット検査、視診による破折線の確認などで診断し、歯の根っこにひびがはいっていると言うことです。
おもに、神経を取っている歯におこります。

歯根破折したひびの入った歯は抜歯になることが多いのですが、その中でも救える歯があります。

治療方法は
•口腔内接着法
(ひびの入った部分を接着材料で封鎖し、土台を建てて被せ物をして温存する方法)

•口腔外接着再植法
(一度歯を抜いて口の外に取り出し、接着してから元の場所に戻す方法)
があります。

接着再建、再植の臨床成績は5年生存率59%〜73.6%みたいです。

破折の状態によって、全ての歯が治療出来る訳ではありませんが、早期発見で歯を失わないように、お口の中で困った事がありましたらいつでも相談してくださいね!

私自身、歯根破折歯についてよく知らなかったので詳しく知れたのでとてもいい勉強会になりました。

定期検診を受けることで
健康な状態を保つことができます(*^^*)
当院では皆さまのお口の健康を全力で
サポートさせていただきます!!

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