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12月院内勉強会 【小児患者に対してアプローチ】について✨

2024年1月5日 カテゴリ:かみなか歯科クリニック 院内勉強会

こんにちは😊
12月の院内セミナーは
【小児患者に対してアプローチ】についてです✨

「子どもが泣いて嫌がるので、なかなか歯医者に連れていけない」
このようなお悩みをもつ保護者の方は多いかと思います。
歯医者嫌いで歯医者に行くと泣き叫んだり暴れたりしてしまう子どもたちの対処法について学びました😊✨

少し専門的になりますが行動療法的手法を用います。代表的な方法として

•10カウント法
•トークンエコノミー法
•系統的脱感作法
•TSD法
•モデリング法
などがあります。

【10カウント法】
1~10まで数えられるお子さんに用いる方法です。「我慢してね」と言われるよりも、「10数えたら終わるよ」と終わりが予測できる方が、お子さんにとって不安や恐怖心を軽減することができます。そして10秒我慢できたら、しっかり褒めます。

【トークンエコノミー法】
目標とする行動ができたら「ご褒美」をわたすことを約束して、自発的に行動変容させる方法です。治療ができたら、ガチャガチャなどのご褒美を渡すなど、頑張ると「褒めてもらえる」「ご褒美がもらえる」など、よい体験を増やすと治療に対して協力的になることが期待できます。泣いたり騒いだりしても、子どもの頑張りがみられたら、治療後には「ご褒美」を渡して自発的に頑張る力を引き出していきます。

【系統的脱感作法】
弱い刺激から少しずつ強い刺激に慣らしていく方法です。いきなりお口を触られると嫌がるお子さんには、手や肩など大丈夫なところから触って徐々に慣れてもらいます。

【TSD法】
これから何をするのかを説明する(tell)、お口に入れる器具を見せる(show)、実際に器具を使っている様子を鏡で見てもらう(do)ことです。
例えば検診では、歯と歯ぐきを見るために、小さなデンタルミラーをお口に入れることを伝えます。次に実物を見せて、実際に触ってもらいます。デンタルミラーは痛くない物だと確認してもらったら、お口に入れている様子を鏡で見せます。すべての段階で上手にできたらほめて、お子さんの「できた」という自信も育てます。

【モデリング法】
同じ立場の子を観察して「真似」をしてもらう方法です。年長のきょうだいや同年齢の子が怖がらずにやっている様子を見せると、お子さんはじっと観察します。そして、「お兄ちゃん、お姉ちゃんがやっているから大丈夫」「自分にもできる」と納得できると、自然に同じ行動がとりやすくなります。

これらの方法は、お子さま一人ひとりの状態をみて、必要に応じて使用します。

初めての歯医者さんが虫歯治療では子どもにとっても精神的負担が大きいので、低年齢から定期検診やフッ素塗布などで歯医者の雰囲気やスタッフにゆっくり慣れていただくのが大切です🪥✨

また、楽しく、安心してお待ちいただけるようにキッズルームも完備しており、治療後はご褒美にガチャガチャもできます🧸

お口の健康を維持していく為、お子さまへの対応も含め、しっかりサポートいたしますので、お気軽にご来院ください✨