医院ブログ
Blog2023年5月25日 カテゴリ:かみなか歯科クリニック 院内勉強会
こんにちは🤗 院長の上中です。
今年もこの時期が来ました、、、
かみなか歯科恒例となりました、院内の試験の実施です!
スタッフは現在
歯科医師 7名
歯科衛生士 5名
歯科助手 8名
と開院6年が経過し、開院時を考えると大所帯となりました。
開院時から頑張って働いてくれているスタッフもたくさんいて時が過ぎるのは早いねといつも話しています😊
知識は日々アップデートし、かつ自分自身の知識の整理を定期的に行うことで、より良い医療を地域の皆様に提供できると思っております。
みんな、少しイヤそうな顔をしますが、始まってみればとても真剣に取り組んでくれています。
頑張っているスタッフに自分も負けていられないなと刺激をもらってます!!
2023年2月28日 カテゴリ:かみなか歯科クリニック 院内勉強会
こんにちは!
歯科衛生士の桐林です😊
1月の院内セミナーでは、歯周ポケットが深くなる原因について学びました。
前回のセミナーでは歯周病について学び、歯周病が進むと歯周ポケットという歯と歯茎の間の溝がどんどん深くなってしまう事が分かりました。
しかし歯周ポケットが深くても、その原因が全て歯周病という訳ではないのです。
歯周病以外で歯周ポケットが深くなる原因には次の4つがあります。
①咬合性外傷
咬合性外傷とは、強すぎる噛み合わせの力によって歯や歯を支える歯茎や骨などの周囲の組織、そして歯が埋まっている顎の骨の付け根である顎関節などに様々な外傷を引き起こしてしまう事を言います。
咬合性外傷には一次性咬合性外傷とニ次性咬合性外傷があります。
一次性咬合性外傷とは、歯ぎしりや食いしばりなどによって歯に強い力が加わって起こる歯周組織の外傷の事で、二次性咬合性外傷とは、歯周病などでもろくなった歯槽骨や歯根膜に正常な噛む力が加わる事によって起こる歯周組織の外傷です。
②歯髄壊死が原因の根尖病巣
これは、虫歯を放置しすぎて虫歯菌が歯の神経まで到達し、神経の管の中で細菌が増えてしまったり、深い虫歯菌の治療後に歯の神経が再生する力を失い、自然に神経が死んでしまったりすると、根の先まで細菌が感染して炎症を起こし、それが原因で根の先に膿が溜まったり徐々に骨が溶けてしまう病気です。
また、中心結節と呼ばれる歯の角が折れて、歯の神経が細菌に感染し演出を起こす事もあります。
③歯根破折
歯根破折とは、歯の根っこにヒビが入ったり、割れたり、折れてるしまう症状です。
最も多い歯根破折の原因は、神経を抜いた歯の歯質が弱くなってしまう事です。
神経が存在しない歯は、例えるならば枯れ枝のような状態であり、生きた枝のようなしなりがなく折れやすくなってしまいます。
歯根破折が起きた歯は、破折線に沿って歯周ポケットが深くなります。
④セメント質剥離
セメント質とは歯根表面を覆っている部分で、このセメント質が噛み合わせによる過大な力を受けると肥大化し、その後剥離を起こす事をセメント質剥離と言います。
セメント質が剥離すると、そのセメント質が感染源となってしまい、深い歯周ポケットができ、周りの骨も吸収を起こし歯茎が腫れたり膿が出てきたりします。
このように歯周病以外の様々な事が原因で、歯周ポケットが深くなる事があるという事を知り、歯周ポケットが深い=歯周病と安易に考えるのではなく、しっかりと観察しそれぞれの状態に合った治療法を診断する事が患者さんの早期回復に繋がるのだと分かりました。
歯科医師のみならず、私たち歯科衛生士も多くの知識を身に付け正しい診察ができるよう日々努力していきたいと思います。
2023年2月7日 カテゴリ:かみなか歯科クリニック 院内勉強会
こんにちは✨
歯科助手の木山です!
12月のセミナーは「歯周病」について院長からお話ししていただきました✨
歯周病とは
細菌感染によって引き起こされる炎症性疾患で歯の周りの歯茎や歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。
歯周病には自覚症状がありません💦
⚠️歯周病がすすむと…
・食べ物が噛みにくくなる
・歯茎が腫れて痛くなる
・口臭が出る。
・歯が抜けてしまう。
などの症状がでます。
⚠️全身の病気にも繋がります。
歯だけの問題ではありません。
脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、誤嚥性肺炎、認知症、早産などの病気の発症や悪化にも関わります。
歯周病の一番の原因は歯に付着するバイオフィルム(プラーク)です。
バイオフィルムとは細菌の塊で虫歯菌や歯周病菌などのさまざまな細菌が1mgの中に数億から数十億個潜んでいます。
細菌が集まり増殖した膜状のもので細菌が外部の刺激から身を守る為に作られます。
バイオフィルムは除去されず放置すると歯茎が炎症を起こします。
バイオフィルムは食後8時間後から歯の表面に細菌が付着して仲間を増やしていきます。
そこから48時間後に菌が急成長し、72時間後には完全なバイオフィルムになります。
バイオフィルムの除去は歯磨きだけでは完全に落とすことが難しいので、クリニックでの専用の機械を用いて清掃を行うのが効果的です。
また歯周病菌の中でもレッドコンプレックスと言われる3菌種は危険で、
特にPg菌がいると歯周病になりやすく悪化しやすいと言われてます🦠
Pg菌は血液を栄養にしているので、歯茎から出血が出ているなら何千何百万倍にも増えていきます。
Pg菌は歯と歯茎の隙間(歯周ポケット)の奥深くに住んでいて、歯ブラシでは届きません。
歯周病はもちろん、虫歯などの自覚症状がなくても、定期検診をおすすめします😊
専門的なクリーニングを受け、お口の中を守りましょう🦷✨
2023年1月20日 カテゴリ:かみなか歯科クリニック 院内勉強会
こんにちは。
歯科衛生士の木村です☺️
今回はマイクロスコープについてです!
昨年の11月にマイクロスコープを導入しました。
マイクロスコープとは‥
歯科用の電子顕微鏡のことで
肉眼とは比べものにならないほど
正確、精密に把握することができ
治療の精密度も高まります。
《マイクロスコープが活躍する時はこんなとき!》
✳︎精密根管治療
歯の内部はとても複雑なため
目視のみでの処置には限界があり、
マイクロスコープを使用することで
神経の取り残しや内部のヒビを発見することができます。
✳︎インプラント治療
手術を精密に行えるだけではなく
切開などのダメージを最小限に抑えることができます。
✳︎審美治療
歯型をとる前の切削時に
凹凸のないきれいなラインを削ることができ、
天然歯と被せ物の境目から発生する
むし歯リスクを低下させることができます。
✳︎メンテナンス
表面に付着した歯石の取り残しの有無がないか
確認することができます。
まだまだ導入している歯科は多くありません。
細かな作業を必要とする歯科治療では
歯そのものの寿命の低下や処置後のトラブルを避けるためにも
マイクロスコープは必要です。
ご興味のある方はぜひお声掛け下さい😊
2022年11月18日 カテゴリ:かみなか歯科クリニック 院内勉強会
こんにちは✨
歯科衛生士の大西です😁
少しずつ寒くなってきましたね!
体調崩しやすい季節なので風邪ひかないようにしっかり体調管理していきたいと思います🙂
10月の院内セミナーは
「根管治療」のお話でした!
根管治療とは歯の根っこ部分の治療のことで
大きく2つに分けられます🦷
1つ目は
抜髄といって大きな虫歯や外傷などが原因で歯の神経を取ること。
2つ目は
感染根管処置といって
一度神経の治療した歯の根の中に問題が出てきたため再び根の治療すること。
です!!!!
抜髄をするときは
ズキズキと痛みを伴うか無症状
感染根管処置のときは
にぶい痛みやズキズキ痛むか無症状
どちらも急性期は強い自発痛を伴い麻酔が効きにくくなります😭
そして歯の根っこは歯によって数も違います。
上の歯では1番目から3番目の歯は根っこが1つ
4番目、5番目は1つまたは2つ
6番目、7番目は3つまたは4つ
下の歯では1番目から5番目は1つ
6番目、7番目は3つまたは4つ
と
数が違い、奥の歯になるにつれ根っこの数も増えます!さらに人によっては根の形や数のバリエーションが例外的なことも😥
見えにくい治療のため奥になるほど難易度も上がりとっても大変になります💦
神経を取ってしまうと神経がある歯に比べてもろくなるため、できるだけ神経は温存できるようにそもそも早期に治療を行うのがいいかと思います❗
ですので、日頃の歯磨き、ケアがとっても大切だと感じたセミナーでした🤗
2022年10月27日 カテゴリ:かみなか歯科クリニック 院内勉強会
こんにちは☺️
歯科助手の小山です✨
今回のセミナーでは「歯冠修復」について学びました🦷
皆さん、2022年4月から健康保険改正により【CAD/CAMインレー】という白いつめ物が健康保険適用となったことはご存知でしょうか?☺️
今までは被せもの(CAD /CAM冠)のみ対応していたのですが、部分的な詰め物(CAD/ CAMインレー)もできるようになったのです✨
CAD/CAMで使う歯科素材は、レジンと呼ばれる歯科用プラスチックに、焼成前のセラミック(陶器)の粉末を混ぜたものです。
歯の土台の形をコンピューターで読み込んで、コンピューター上で歯の形を設計し、歯の素材のブロックをコンピューター制御の切削機械で削り、詰め物が出来上がります。
保険適用外のオールセラミックのつめ物に比べれば強度や色調は劣りますが、比較的安価で白い詰め物を入れられるということと、金属を使わないため金属アレルギーの心配もないということがメリットとして挙げられます。
既に過去の治療により、お口の中に被せ物や詰め物が入っている方もいらっしゃると思いますが、入れてから気がつけば10年以上経ってるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実際に患者様とお話しをしていると、よく「これ子供の頃に入れたからもう何年経ったかもわからんわ〜」とおっしゃる方が多くいらっしゃいます😂
虫歯を取って治療したら終わり!という訳ではなく、長い人生の中で歯の咬耗・摩耗を考えると、修復した材料の交換はどこかで必要です。
過去の治療から年月が経っていて、このままでいいのか気になるなという方、保険適用の治療の選択肢が増えたこの機会に、ぜひお気軽にご相談下さい😊
⚠️CAD/ CAM冠・CAD/ CAMインレー共に、治療には条件があり、お口の中の状態によっては適用できない場合もあります。ご了承ください。
2022年9月14日 カテゴリ:かみなか歯科クリニック 院内勉強会
こんにちは☀︎
歯科助手の大平です☺️
最近朝夜と秋らしい空気にやっとなって来ましたね🍂
まだまだ日中は暑いので体調管理に気をつけてくださいね😊
今回の、勉強会は毎週火曜・金曜出勤している水野先生から「21世紀の歯周病論」についてお話ししてもらいました🦷
人の体にはたくさんの常在菌(マイクロビオーム)が存在しているのはご存知ですか?
この常在菌は体内の赤ちゃんには存在せず、産まれると同時に、母親の産道や外気や周囲の人から口や肛門に菌が付着する事で感染し、口腔内・皮膚・消化管に住み着くようになった物なんです!
今回は歯周病論と言うことで、口腔内のことをメインにお話しします😊
口腔内のマイクロビオームは縁上バイオフィルム(歯茎より上)と縁下バイオフィルム(歯茎より下)の2パターンに分けられます。
特に歯周炎・歯周病に関係するのが縁下バイオフィルムです🦠
縁下バイオフィルムは、嫌気性(空気が嫌い)・アミノ酸を栄養源とし、アルカリ性環境下で増殖する特徴があります。
この縁下バイオフィルムの中でも、血液を好むレッドコンプレックスP.gingivollsが1番病原性があると言われています。
ただこの菌を保菌しているからといって絶対に歯周炎になるとは限りません。
歯周炎を発症するには、宿主(保菌者)の抵抗性と病原性の均衡が破綻した時に歯周炎は発症します。
自分が歯周炎を発症しているのかどうかを知る指標として、歯茎からの出血の有無で分かります🩸
抵抗性と病原性の均衡は可逆性なので、一度発症してしまっても治療を頑張れば消炎するものです。逆を返すと治療をサボってしまうとまた発症してしまうということです😱
歯周病治療には終わりがありません…面倒だと感じるかもしれませんが、歯周病をそのままにしておくと全身疾患にも繋がる怖いものです👿
全身疾患に繋がってしまう前に、ご自身の歯茎の状態を定期的なチェックと清掃を行うことが大切になって来ます✨
当院ではいつでも歯茎のチェックと清掃を行うことができますので、お気軽にご連絡下さい🌟
2022年8月3日 カテゴリ:かみなか歯科クリニック 院内勉強会
こんにちは!☀️💦
歯科衛生士の有木です👒✨
8月に入りとうとう夏本番ですね🏖毎日目が眩むような暑さですが、暑さに負けず夏を乗り越えたいと思います!😂みなさんも熱中症には気をつけてくださいね!
今回の院内セミナーではTBI、PMTCについてでした!
TBIとは、Tooth Brushing Instuctionの略です。
つまり、「歯磨き指導」のことです!🪥
皆さん、歯磨き指導は受けたことございますか❓
小さい頃に受けた経験がある方は多いかもしれませんが、指導内容まで覚えている方は少ないかと思います。
また、みなさんは毎日している歯磨き、どのくらい汚れが落ちていると思いますか❓🦠
歯磨きがとても上手で完璧に磨けていると思っていても、歯ブラシだけで落ちる汚れは、大体60%~70%です。そこにフロスや歯間ブラシなどを使って汚れを落とすことで、80%くらいは汚れを落とすことはできますが、残りの20%はセルフケアでは取り除くことが出来ない汚れが付いています。💦
その為、定期的な検診でご自身の歯ブラシでは落とすことの出来ない汚れを落とすことが大切だと言われています。
定期的な検診は、3〜4ヶ月に1回、歯周病が進行している方や歯ブラシが苦手な方は2ヶ月に1回で見させていただくことが当院では多いです。
歯周病は痛みがなく進行してしまう為、自覚症状が現れにくく、歯茎の腫れや出血の症状が出てき時には既に歯肉炎や、軽度の歯周病に進行している可能性が高くなります。
定期検診では歯石の除去や歯のクリーニングを行い、歯周病の原因となる歯垢や歯石を取り、歯周病の予防を行います。
ですが、、、1日3回の食事をし、口の中には沢山の細菌がいる中で、定期検診よりも大切なのはやはり、毎日の歯磨きです。
ちなみに、細菌細菌と言ってますが、実際お口の中の細菌の量気になりませんか❓😂
歯垢 1g 100,000,000個(1億)
うんち 1g 1,000,000個(100万)
皮膚 1cm 100,000個(10万)
お口の中に潜む歯垢は、うんちよりも細菌が多いと思うと今すぐにでも歯磨きしようと思いますよね(笑)
歯磨きは、「やっている」事が大切ではなく、「正しく行えているか」です。
歯磨き指導を受けたい方はいつでも担当の衛生士にお声かけ下さい❗️🥰
2022年3月7日 カテゴリ:かみなか歯科クリニック 院内勉強会
こんにちは🤗 院長の上中です。
今年もこの時期が来ました、、、
かみなか歯科恒例となりました、院内の試験の実施です!
スタッフは「えー」と言いながらも真剣に取り組んでくれています。
自分自身の知識の整理を定期的に行うことは日々の診療の質を保つため、向上していくために必須のことだと思います。
頑張って取り組んでくれているスタッフに自分も負けていられないなと刺激をもらってます!!
2022年1月5日 カテゴリ:かみなか歯科クリニック 院内勉強会
こんにちは☃️🤍
歯科衛生士の足立です🧸
今回の院内セミナーは前回の続きで
歯の色味についてです🦷
ホワイトニングもそうですが
被せ物の色などを
何を基準に決めるのか🤔💭💭
色の三属性
・色相 赤・黄・緑・青といった「色味」を表します
・明度 白から黒に至る明暗を表す色の属性であり、「明るい」「暗い」といった表現をします
・彩度 色の鮮やかさを表す色の属性であり、かんたんにいえば色味の強さ、あるいは色の濃さを表します
単に「白い歯」「黄色い歯」ではなく
色の三属性を基準とし、より天然歯に近くなるように
チェアサイドでの診断が大切になります💡
なので私たちはシェードガイドと呼ばれる
色の見本を使って歯の色味をみていきます👀
歯の色を見ていく上でのポイントとして
・口紅は落としていただく
・歯の着色は除去する
・歯の表面は濡らしておく
・5秒以上凝視は避ける
さっきほどの色の三属性も
1 明度 2 彩度 3 色相の順に見ていきます🤩
チェアサイドで色を見たものを写真に撮り
それを技工士さんラボサイドに送るので
より正確に誰が見ても同じものを作れるように
照明条件や視野角が大切です🧐
スタッフみんなが正しい知識で
色の三属性を理解していることで
患者様により良い治療を出来ると考えてます👍🏻´-
治療を進めていく上で色味など
気になることはどんどんお声掛けください👂✨