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8月院内勉強会 21世紀の歯周病学について

2022年9月14日 カテゴリ:かみなか歯科クリニック 院内勉強会

こんにちは☀︎

歯科助手の大平です☺️

最近朝夜と秋らしい空気にやっとなって来ましたね🍂

まだまだ日中は暑いので体調管理に気をつけてくださいね😊

今回の、勉強会は毎週火曜・金曜出勤している水野先生から「21世紀の歯周病論」についてお話ししてもらいました🦷

人の体にはたくさんの常在菌(マイクロビオーム)が存在しているのはご存知ですか?

この常在菌は体内の赤ちゃんには存在せず、産まれると同時に、母親の産道や外気や周囲の人から口や肛門に菌が付着する事で感染し、口腔内・皮膚・消化管に住み着くようになった物なんです!

今回は歯周病論と言うことで、口腔内のことをメインにお話しします😊

口腔内のマイクロビオームは縁上バイオフィルム(歯茎より上)と縁下バイオフィルム(歯茎より下)の2パターンに分けられます。

特に歯周炎・歯周病に関係するのが縁下バイオフィルムです🦠

縁下バイオフィルムは、嫌気性(空気が嫌い)・アミノ酸を栄養源とし、アルカリ性環境下で増殖する特徴があります。

この縁下バイオフィルムの中でも、血液を好むレッドコンプレックスP.gingivollsが1番病原性があると言われています。

ただこの菌を保菌しているからといって絶対に歯周炎になるとは限りません。

歯周炎を発症するには、宿主(保菌者)の抵抗性と病原性の均衡が破綻した時に歯周炎は発症します。

自分が歯周炎を発症しているのかどうかを知る指標として、歯茎からの出血の有無で分かります🩸

抵抗性と病原性の均衡は可逆性なので、一度発症してしまっても治療を頑張れば消炎するものです。逆を返すと治療をサボってしまうとまた発症してしまうということです😱

 

歯周病治療には終わりがありません…面倒だと感じるかもしれませんが、歯周病をそのままにしておくと全身疾患にも繋がる怖いものです👿

全身疾患に繋がってしまう前に、ご自身の歯茎の状態を定期的なチェックと清掃を行うことが大切になって来ます✨

当院ではいつでも歯茎のチェックと清掃を行うことができますので、お気軽にご連絡下さい🌟