7月院内勉強会(模型作製について)
先日、当院の補綴物(身体の欠損した部分を補う人工物のことで、歯科では患者さんの口腔内に入る金属やセラミックの被せ物、入れ歯、インプラント等のことを指します)の多くを製作してくださっている技工所の技工士さんにお時間を頂戴し、石膏の正しい流し方と注意点をレクチャーして頂きました。
***石膏(せっこう)とは***
粉末で水と混ぜることで色々な形に硬化する石の様な材料
患者さんの歯型をとった後にその歯型に石膏を水と混ぜた物を流し込み、患者さんのお口の状態と同じ模型を製作しそれを元に金属やセラミックの被せ物や詰め物、入れ歯などを製作します。
補綴物を製作するにあたり、歯型をとることと同じくらい石膏を流すことは大切です。
適当に石膏を流すと正しい模型が出来ず、それに合わせた補綴物が出来てしまいます。その結果、出来上がった補綴物が患者さんのお口の中に合わず、作り直さなければいけないなど、患者さんに迷惑がかかることもあります。
決められたルールや注意点を守って正しく石膏を流し、患者さんのお口にぴったり合う精度の高い補綴物を製作できるよう努めてまいります。