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11月院内勉強会 インプラント周囲炎について

こんにちは。
11月の院内セミナーは『インプラント周囲炎』についてです。



インプラント周囲炎とは、天然歯でいう歯周病のことを指します。
 
インプラントは天然歯と異なり、
組織性の付着が少ない=バリアが少ないため歯肉に張りがないことが特徴です。(以下の写真のようにインプラントを埋入した
歯茎を器具で押すとしばらく痕が残ります)



また、血液供給が少なく細胞と戦う細胞の種類が少ないという特徴もあげられます。

バリアが少なく戦う細胞の種類が少ないことから、インプラント周囲炎は歯周病と比べて進行しやすく改善しづらいというデメリットがあります。

インプラント周囲炎を防ぐためには早期に状況の悪化を察知する必要があり、治療後のメンテナンスがとても大切です。そのためには口腔内の清掃に加え、定期的にレントゲンを撮影しインプラントを支えている骨が減っていないかをしっかり確認することが必要です。

インプラントは隣接歯を削る必要がない、異物感が少ない、しっかり噛める等の利点から欠損部を補うためのとても有効な方法です。
インプラントを長期的に機能させるためにも、治療を検討される患者様にはインプラント周囲炎というリスクをしっかりと説明させて頂きます。

当院は院長がインプラント専門医、またインプラント専門歯科衛生士も在籍しておりますので、治療への不安・疑問点など気になることがあればいつでもご相談ください😌